しばいぬたろう

フェア・ゲームのしばいぬたろうのネタバレレビュー・内容・結末

フェア・ゲーム(1995年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

『フェア・ゲーム』('95)
Fair Game / アメリカ合衆国 / 英語、ロシア語

ウィリアム・ボールドウィンはカッコいいのだが、かといって他に特筆することはない。
特に、1995年代の映画だからかわからないが、主人公とヒロインの行動に関して、あまり頭が良くない。
クレジットをあっさり使ったり、自分の車に探知システムをつけていたことを忘れていたり、、、
二人を追って、次々周囲の人々が巻き込まれているのが可哀そう。 
特に豚を運んでいたトラック運転手に、パソコン販売店の店員たち。
突っ込みどころも多い。
しかし、アクションはそこそこ見ごたえあるので、その点は良かったと思います。

本作のタイトルは『フェア・ゲーム』であり、2010年公開の『フェア・ゲーム』という同じタイトルの映画が存在するが、全く関連はない。
むしろ、本作の原作である『逃げるアヒル』の映画化であるシルベスター・スタローン主演の『コブラ』の方が関連の作品。
しかし、『コブラ』の方は、「コブラ」という無敵警官シルベスター・スタローンが美女を守る話であり、本作のウィリアム・ボールドウィンとは系統が違う。
また、本作では暗殺集団による襲撃だが、『コブラ』はナイト・スラッシャーというヤバい猟奇殺人鬼だった。
個人的には、スタローンの方が好みかな。
冒頭、スタローンの制圧方法に物申すマスコミの男に「被害者の家族に言ってみろ」と言い放つシーンで好きになる。

セクシーなウィリアム・ボールドウィンを観たい方には本作を進める。
本作ではウィリアム・ボールドウィンはしっかり脱いで、裸のシーンも多いので。
一方で、シンディ・クロフォードは脱ぎ足りなかったのでは?
シンディ・クロフォードよりも、超絶破壊的な元カノのサルマ・ハエックの方が印象的でした。

大爆破シーンで取り返した感はあるが、全体的には面白くない。
それまでの過程も面白くないし、突っ込みどこも多いし、結局タイトルの意味もよくわからない。
前述の通り、セクシーなウィリアム・ボールドウィンを見たい人、そしてモデルのシンディ・クロフォードを映画で堪能したい方にお勧めの作品です。
ただ、ジョエル・シルバー製作作品にしては、あまり面白くなかった。残念。
しばいぬたろう

しばいぬたろう