みおこし

ラブリー・オールドメンのみおこしのレビュー・感想・評価

ラブリー・オールドメン(1993年製作の映画)
3.5
ジャック・レモンとウォルター・マッソーという黄金コンビが復活!この頃はだいぶおじいちゃんになった二人ですが、コンビネーションは健在でした。

ミネソタに住むマックスとジョンは幼い頃からの腐れ縁。お互いを罵り合い、嫌がらせを仕掛け合いつつも続く奇妙な関係に、互いの子供達も苦笑い。ある日、向かいの家にアリエルという美しく聡明な独身中年女性が越してくる。一瞬にして、二人は彼女に一目惚れするが...。

偏屈おじいちゃん二人と美女による三角関係を描いたコメディ。とにかく主演二人のおじいちゃんが可愛くて可愛くて...!どんなに悪態をついても憎めないからスゴイ。
もう人生をほぼ引退しつつあった矢先に、美しいアリエルと出会って色めき立ち、突然おめかしを始めちゃう愛おしさ(笑)。
アリエル役も大好きな女優さんの一人であるアン・マーグレットが扮しているので、なおさら二人が恋に落ちる理由も納得。
さすが名優が揃っているだけあって、時折登場するドラマ描写での表情や演技はさすがの一言に尽きました。

いくつになっても恋愛はできるということも教えてくれる一方で、何よりいつまでもこんな風に憎まれ口を叩きながらもそばにいてくれる相棒を持つことの大切さを教えてくれる作品。
これからの人生はまだまだ長いけど、いつまでも素敵なご縁が続く仲間を大切にしたいなとつくづく思える良作でした。

ジョンの家のテレビのチャンネルを隣の窓からリモコンで変えまくるマックスのシーンが大爆笑でした(笑)。
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