ペイン

たそがれ酒場のペインのレビュー・感想・評価

たそがれ酒場(1955年製作の映画)
3.5
大名作『飢餓海峡』の10年前に撮られた内田吐夢監督作。

いわばグランドホテル形式なるものの系譜の作品で、かなり実験的で凝ったカメラワーク、演出がなされておりそこは目を見張ったが、やはり今観るとお話的には少々退屈。

とはいえラスト、小杉勇演じる主人公の画家が、小野比呂志演じるピアニストに“我々年寄りは、若者のために出来ることをしようじゃないか”と諭すシーンにはグッときてしまった。
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