途中、
『ドント・ブリーズ』と化す!
そのアヴァンギャルドさが取り沙汰されがちではあるが、流石の増村保造で空間設計と展開の構築の“巧さ”にちゃんと唸る。ホラーといえばホラーだけれど、けっこう声出して>>続きを読む
今年IMAX®️公開もされる、
デヴィッド・フィンチャー『セブン』に先駆け、彩度の低いコントラストの引き締まった何とも言えぬ雰囲気を醸す“銀残し”の映像技法が使われた初の作品。撮影は、黒澤明や多くの溝>>続きを読む
前作のゆるゆるチャーミン『クライ・マッチョ』が大好きな身ではあるため、あまりの路線急変ぶりに初見では少々戸惑ったが、1回目と環境を変え、自宅のDolby Audioで🎧️で見たら細部がグンとクリアに見>>続きを読む
ファン・ジョンミンがFun Fun🕺大無双。
ギトギトしたおじ👴🏻たちの大博覧会。
熱量推し切り型に思えた『アシュラ』の監督、持ち味は残しつつも前作からグンと洗練を見せたような印象。
スコセッシ、ワイズマン、ギリアム、ハーモニー・コリン、ザラー等々、敬愛する監督多数のマルクス兄弟代表作にして、MGMでの一作目。
グルーチョ・マルクスも“自分たちの最高作”と言うだけあり、前作の怪作>>続きを読む
イーストウッドもスピルバーグも71年長編監督デビューで、共に原点はやはり大変気色の悪いサイコスリラーである。
流石に後年の熟練のイーストウッド作品と比べると拙さもあるけれど、それでも本当に色んな意味>>続きを読む
それとなく良く出来た
良い映画ではあった。
が、しかし…
ポスターから如何にも『マリッジ・ストーリー』っぽい雰囲気のある本作。中身は正確にはその『マリッジ・ストーリー』以前の『マーゴット・ウェディン>>続きを読む
原題は“CARRY‐ON”。
あまりに“面白過ぎ”てしまっているのと、この「映画」が劇場で観られないというのが欠点…などと言いたくもなる、ジャウム・コレット=セラ監督の見事な映画職人ぶり。
Di◯n>>続きを読む
“映画狂のバイブル”、“史上最高の映画の1つ”等と言われてはいるものの、その身まったく高貴な気取った映画ではなく、むしろロクでもない人たちの大博覧会映画と言ってよいかと。
今回リニューアルした恵比寿>>続きを読む
『フェラーリ』にしても、本作『ザ・バイクライダーズ』にしても、これ以上ない男臭い題材を用い、ある種のオールドアメリカ映画的語り口でマチズモを解体する。
『フェラーリ』はリドリー・スコット『悪の法則』>>続きを読む
たしかに『NOPE/ノープ』や、
シャマランの『サイン』と共鳴するものがある。
今年公開20周年記念作品だが、今普通に公開されていたら受け入れられたかも…と勘繰ってしまうくらいには“早過ぎた”傑作。>>続きを読む
ケイト・ブランシェット主演のキュアロン監督最新作『ディスクレーマー』が観たすぎるのだけれど、Apple TVなので断念し、本作『ROMAローマ』を約7年ぶり?くらいに再観賞📽️
流石に7年近くも経ち>>続きを読む
かの名匠ペドロ・アルモドバルも絶賛し、スペイン🇪🇸のアカデミー賞ことゴヤ賞で10部門をかっさらった、あのダークで独創的、鋭利極まりないキレキレのサイレント映画『ブランカニエベス』。
その監督が、ある>>続きを読む
町山氏が今年最高の映画と。
ジェレミー・ソルニエ監督は、サム・ペキンパーの『わらの犬』やジョン・カーペンターの『要塞警察』、コーエン兄弟の『ファーゴ』『ノーカントリー』等からの影響を公言している。>>続きを読む
女優アナ・ケンドリックがNetflixで撮った初監督作。
海外での評価の高さに反し、ここ日本でのFilmarksでの評価は低め。ただ、しっかり怖い!酷い!面白い!の3拍子を揃えているのに加え、コーエ>>続きを読む
スパイダーマン(トビー・マグワイア)と
アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)がイイ感じ♂️になる『ワンダー・ボーイズ』を今月末の配信終了前にU-NEXTで。
生前『羊たちの沈黙』の監督ジョナサ>>続きを読む
今年は夏の『密輸 1970』『ツイスターズ』といった、どこまでも正攻法演出なオンビート娯楽作も良かったが、リチャード・リンクレイター『ヒットマン』、黒沢清『Cloud クラウド』、そして本作M・ナイト>>続きを読む
『アンカット・ダイヤモンド』のサフディ兄弟や、『アイアンクロー』のショーン・ダーキン等、現代の“闇堕ち”映画作家へも強い影響を与えた薬中ムービーの傑作。
女優のアナ・ケンドリックが、Netflixで>>続きを読む
“Le Doulos(サツ👮♂️のいぬ🦮)”
濵口竜介監督は↓
「“メルヴィルの映画っていうのはね、人生は裏切りに満ちているなっていうことを教えてくれますよね”ニヤッ😎」なんてことを最近のCrit>>続きを読む
酷評されるという程の振り切った珍作・駄作感は全然ないと思う。嫌いにはなれず📽️
ローレンス・シャーの撮影とか妙にどっしり構えていて良いし、冒頭ド頭のルーニーテューンズ風アニメ(※監督ショルヴァン・シ>>続きを読む
“ディ◯二ーは無しで🙅♂️”
そんなことを登場人物に言わせる
ティム・バートンのリハビリ映画、
『ビートルジュース×2』
やはり本質としてこの人はポップスの人。
ダニー・エルフマンの曲と共に始まる>>続きを読む
スコセッシがディカプリオに見せ、ノーランが『フォロウィング』で参照し、マイケル・マンが取り憑かれた傑作。
ジェーン・グリアのこれぞ!なファム・ファタルぶりもだが、ロバート・ミッチャム、カーク・ダグラ>>続きを読む
“あの銃声が猛烈に俺を勃起させる”
『ヴァージン・スーサイズ』
(キルスティン・ダンスト)から、
『プリシラ』
(ケイリー・スピーニー)へ。
ソフィア・コッポラ映画を観てきたものには、ある種のご褒>>続きを読む
黒沢清もマイケル・マンも、高齢ながら挑戦的でドS、本当にギラついている(それ故に賛否両論は理解出来る)。それと比べるとヨルゴス・ランティモスはどうだろう?
今回は『籠の中の乙女』~『聖なる鹿殺し』ま>>続きを読む
“リアリティという言葉ほど怪しいものはない”と発言される黒沢監督らしい、実に実に荒唐無稽なもの。
リチャード・リンクレイター『ヒットマン』、黒沢清『Cloud クラウド』と、トーンは全然違う2作なが>>続きを読む
本当に社会の教科書読んでるみたいな感覚になる。資料的に勉強にはなるが、1800円払って足を運んでまで観る“映画”のリッチさや色気のようのものがまるで画面から漂ってこない。ずっと画面が死んでいる感じ。キ>>続きを読む
濱口竜介、三宅唱、今泉力哉、加藤拓也…等々、昨今の細やかで巧みな会話劇系邦画のトレンドを先取っていたのは実は橋口監督だったのかもしれない。当時のY2Kならではのノリや粗などツッコミ所もあるが、それを差>>続きを読む
『ツィゴイネルワイゼン』
『東京流れ者』『殺しの烙印』辺りは
観てる人もかなりいそうだけれど、
こちらは鈴木清順映画でも特にウェルメイドさとアートのバランスが最高レベルに達している、もっと観られるべき>>続きを読む
『26世紀青年』とか『スターシップ・トゥルーパーズ』とある種近い、SF風刺コメディ。ノンポリなバカっぽ映画に見せかけた辛口批評。ティム・バートンの才気迸りまくり傑作。『ビートルジュースビートルジュース>>続きを読む
“みんなどこかちょっとずつイカれてる。
少しでもイカれ方が合う人を探すか、自分のイカれ具合にハマる人を見つけよう”
コーエン兄弟やスティーヴン・ソダーバーグ(『アウト・オブ・サイト』等)、後年のウデ>>続きを読む
過去には濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』、黒沢清『回路』、青山真治『EUREKA』等の日本映画が受賞し、かのアンドレイ・タルコフスキーも常連だったカンヌの国際批評家連盟賞を受賞した弱冠27歳の女性監督>>続きを読む
サム・ライミ、タランティーノ、S・クレイグ・ザラー等々、多くのフォロワーを持つルチオ・フルチ全盛期の1本。
最近は夏の劇場公開作の充実ぶりもあって、本当に掘り下げたい旧作配信作をなかなか集中して観ら>>続きを読む
深作欣二のFALL GUY(※蒲田行進曲)ではなく…デヴィッド・リンチのFALL GUYでもなく…デヴィッド・リーチのFALL GUY
観賞後の帰り道に駅のホームで待っていたら、目の前で男性が線路🛤>>続きを読む
45分であっという間に観られるし、評判になるのも理解は出来るので申し分ないといえば申し分ない。
ただ、良くも悪くも“こういうのを待ってました!”的なファンを喜ばせる為に曲を再収録し直したベスト盤のよ>>続きを読む
“ハワード・ホークスこそ正義🦸”
『密輸 1970』そして『ツイスターズ』と、娯楽映画としての精度・強度・純度が高杉晋作なものを、最近立て続けて観てしまったので、しばらく他の作品を観ても同等の興奮は>>続きを読む
『チャレンジャーズ』に続いて、
今年のジョシュ・オコナー2部作後編。
『夏をゆく人々』『幸福なラザロ』と観て、その類い稀なる才能に惚れたアリーチェ・ロルヴァケル監督待望の新作。
スコセッシ、ポン・ジ>>続きを読む