たな会No02

たそがれ酒場のたな会No02のレビュー・感想・評価

たそがれ酒場(1955年製作の映画)
4.0
酒場でのあれやこれやです。冒頭のシーン右から左にじっくり酒場を撮られていて、その時点で素晴らしい酒場であることがわかりますよ。店のメニューがやたらと気になりますね。そこからわらわらと客が入店し物語がはじまります。酒場でのあれこれなので一つ一つに深みはないものの、戦後まもない傷跡が客の会話から伝わってきます。東野英治郎がサルトルについて語り合っている学生集団にキレてるのがおもしろかったですし、丹波哲郎があまりに弱すぎて驚きました。歌もいいし、津島恵子の踊りもみものですよ。