chiyo

たそがれ酒場のchiyoのレビュー・感想・評価

たそがれ酒場(1955年製作の映画)
3.5
2020/8/27
描かれるのは、とある酒場の開店から閉店まで。サラリーマンに学生に作業員等、酒場には様々な客が入り乱れ、あちらこちらで給仕も交えたドラマが繰り広げられる。中でも、偶然再会した戦時中の上官と部下を演じる、東野英治郎と加東大介のコンビが面白い。また、愚連隊・森本と鱒見の対決も、森本があまりにへっぽこで笑ってしまう。そして、満を持して登場するエミー・ローザ演じる津島恵子。ストリップショーと言いながら全然脱いでくれないけれど、ドレスに入った深いスリットが艶めかしく、モノクロの映像に映えていたと思う。冒頭でカメラが追う店内のお品書きも楽しく、飲食は勿論のこと、歌にピアノにショーとエンターテインメント化している酒場が興味深い。本当にこういう酒場があったのかな?
chiyo

chiyo