ミシンそば

印度の放浪児のミシンそばのレビュー・感想・評価

印度の放浪児(1950年製作の映画)
3.3
ライヤード・キップリング原作「少年キム」の映像化作品。
戦後すぐの時代を代表する名子役ディーン・ストックウェルがタイトル・ロールのキムを演じ、エロール・フリンはトップクレジットながら活躍度合いは脇役と言っていい(原作未読なので彼が演じるキャラの立ち位置がよく分からん)。

最初こそ僧侶とキムの心の交流と言った主人公の年相応な展開が見受けられたが(今じゃコンプラNG過ぎる喫煙シーンはあるが)、それ以上に「スパイ映画」としての毛色の方が強く、時代背景は19世紀末なんだがそこまで子供にやらせるかってのが素直な感想ではあるんやよな。

あと、これは個人的なやつなんですが、50年代のハリウッドが勝手に抱いていたオリエント世界観バリバリな映画を本物のインド映画観た後に観るとバイアスが凄い。