【作れば作るほど下手になる】
ダメですね。若松孝二監督、どんどん悪い方向に向かっているなあ。
幻想的な映像で作品を運んで行っているのに、最後にあのセリフはないでしょ。全体をぶちこわしている。そしてそのことに気づかないというのが、致命的。それとも脚本家が悪いのかな。仮にそうだとしても、脚本の悪さに気づかないところがさらに致命的。
ヒロインにも魅力がないですね。男を惹きつけて離さない女という設定なんだから、とびきりいい女を持ってこなきゃいけないのに、顔だちがどこか下品。白いワンピースが似合っていない。公募してでももっと美しいヒロインを探し出さなきゃダメでしょ(怒)!
途中で、原子力発電所批判を入れているけれど、これまた合ってない。簡単に時流に乗るんじゃないんだよ、若松監督!
映画を作れば作るほど下手になる、のパターンかなあ。引退勧告ですかね、こりゃ。