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ゴルゴ13のShinMakitaのレビュー・感想・評価

ゴルゴ13(1973年製作の映画)
2.0
☆mixi過去レビュー転載計画(高倉健編)


…11/10 命日につき。


〈story〉
中東某国の秘密警察捜査官エバンスがテヘラン市内で殺害された。エバンスは密命を帯び、イラン国内に潜伏しているマックス・ボアを追っていたのだ。ボアは南米の海運会社を持つ大物だが、正体不明の人物。中東の麻薬・人身売買ルートを牛耳る犯罪シンジケートのボスだった。秘密警察長官のフラナガンは、何人も捜査官を始末されていたため、エバンスの死をもってボア逮捕を断念。超法規的に彼を始末しようと考える。かくして、ボア抹殺のため雇ったのは…世界的な天才スナイパー、ゴルゴ13だった。





「ゴルゴ13」




ホメイニ登場前のイランが舞台なので、政治的な話はほとんど無し。犯罪組織のボスをゴルゴが倒すというシンプルなプロットになっています。アメリカやヨーロッパじゃなくてイラン1国のロケーションで、オール日本語吹替ですから、どうも国際的スケール感に欠けていますね。ホメイニ前のイランで自由な雰囲気が感じられるのも、逆にスケールダウンしている理由かも。しかし、日本人キャストただ1人だけで、イランの有名俳優たちにいい芝居をさせてるのをずっと客に見せていくのは大きなチャレンジですよね。そこは評価したいところです。

ちなみに健さん自身イランがお好きなようで、イラン映画にも詳しかったとか。お気に入りは「運動靴と赤い金魚」だったそうです。ゴルゴのロケで、あちらの文化に触れたのがキッカケなのかなぁ?
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