肇

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアの肇のネタバレレビュー・内容・結末

4.6

このレビューはネタバレを含みます


目の前に銃を突きつけられた状態で手を握りあえる人がいるようなことで、私たちはどれだけ安心できて、力を与えられることだろうかと思う。
二人は警察に追われ、ギャングに銃口を向けられ、もうこれで駄目かと思うような状況に陥る度に間一髪のところで打開策を見つけて/どうにか逃れて身を躱し続ける。でもそれらは単なる逃避ではなく、身体が硬直してしまうような死の恐ろしさを眼前につきつけられた二人にとって、最後まで前に動くための原動力を与えてくれるものでもあっただろう。より死に近いマーティンが先から引っ張って、ルディが恐る恐るついていく形で始まった逃避行だが、互いに互いがいなければ海まではとてももたなかっただろうと思う。
いい仕事するボス、Rutger Hauerかよ〜〜〜ーーーー

②22/11/4
記憶にあるのの50倍くらいコメディだった。ルディはいい人すぎる。マーティンも咄嗟にルディを人質にすることで少しだけ長生きするルディを結果的に庇っている。とても優しい人だ。
肇