バディムービーの大傑作
素行悪そうで怖いもんなしな感じのマーチンと、ちょっとナヨっとしてて基本真面目なルディがほんっとに真逆ですごくいい組み合わせでした。出会いの印象、特にルディから見たマーチンは不真面目で最悪だったと思うけど、足りない部分を補い合ってたんだな〜と。でもちゃんとどっちにもギャップ的なのがあって、マーチンにも優しくて母親思いなところがあったり、ルディにも大切な人のためならやる時はやる一面がある。話が進んでいくにつれてこの2人のことがどんどん好きになっちゃうから観てて楽しいような哀しいような。
コメディっぽいシーンが随所にあって、テンポもよくてついつい忘れてたところで、二人がもう死の淵にいることを思い出させるようにマーチンの発作が起きて現実に引き戻されました。挟み方がすごくうまい。劇中の曲もめっちゃカッコいいし最後のは卑怯。
バディムービー好きとしては何がいいかって、敵もバディなんですよね最高でした。あの2人のおかげでコメディみが増してて、シリアスなシーンとか泣けるシーンとのメリハリがついてたな〜と思います。
マーチンとルディはめちゃくちゃ好き勝手やってたし強盗に窃盗に銃乱射にドン引くレベルで色々犯罪やらかしてましたけど、マフィアや警察だけじゃなくて彼らは死にも追われてて、思わず最後くらいはいいか…と思っちゃいました。全然良くねえ。
ラストは思わず涙がでました。
天国じゃ、みんなが海の話をするんだ
