HIRO

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのHIROのレビュー・感想・評価

4.8
学生時代ぶりの再鑑賞
ずっと見返したかった作品であり、
タイミングを探してた感は
否めないくらい、大好きな映画です

かたや脳腫瘍を患い、
かたや骨肉腫を患う2人が
同じ病室になる

「天国ではみんなが海の話をする」

見た事のない海を目指して、
2人は旅に出る

「今を生きる」とはよく言いますが、
まさに今を生き抜いた2人の物語

死が分かってしまった方が
生き生きとなれるのか

死がわからないから
一歩進めなかったりしてしまうのか

死んでしまうかもしれない運命の
2人からは、全くと言っていいほど
絶望感が感じられない

むしろ爽快で生き生きしていて、
ギャングの車を盗み、金を盗み、
警官に追われ、ギャングに捕まりと
散々な目にあうもゴールの海へと
着実に足を進めていく

病気があるって事も忘れる痛快さが
あるが、途中途中に発作が
起きてしまう姿を観る度にそっか・・と
現実に戻されてしまう

もし自分にそんな時が来たならば、
2人みたいにまっすぐに死と向き合い、
最後まで「らしく」生きたいなと思う

楽しんで生きるってのを
教えてくれる映画だと思ってます

そして天国では、
海の話をしようと思う

みんなでしよう!!
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