ちゃみろー

シリアル・ママのちゃみろーのレビュー・感想・評価

シリアル・ママ(1994年製作の映画)
3.8
中流家庭の主婦が、自分の価値観に反する行動を取る近隣住民や、愛する家族を批判する友人達を次々と殺害し、地域社会を混乱と興奮の渦に巻き込んでいくブラック・コメディ。サスペンス的な演出や心理描写は採用せず、連続殺人のイベントはテンポ良く進み、痛快なテイストになっている。中盤以降はやや社会風刺的になり、法廷劇に転じてからは、スピードダウンして少しまどろっこしく感じる。現実と虚構の区別がつかなくなった大衆とか、殺人が消費物になっていくシニシズムは、コメディとして装った分、今となっては中途半端で軽薄に感じる。
2018.3.18 スターチャンネル(録画)(字幕)
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