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黒いオルフェのkazunのレビュー・感想・評価

黒いオルフェ(1959年製作の映画)
3.8
カーニバルを翌日に控えたリオ。
田舎から何かに追われているユリディスが従姉妹を頼ってやって来る。
市電の運転手のオルフェと出会い、2人は恋に落ちるが…というお話。

女達の水汲みから始まるのが何かいい感じ。
バラックみたいな家や少年達の破れた服など、薄汚れた感じが懐かしい気持ちを呼び起こします。

カーニバルに向けて皆が派手な衣装をなけなしの金をかけて作ったり、ダンスの練習をしたり、熱気が全編通して感じられました。

オルフェはミラというフィアンセがいますがどちらかというとミラに押しきられているんですね。それがユリディスに惹かれて、もうミラには気持ちがなくなってしまいます。
一方ユリディスには死神の扮装のストーカーが…!
カーニバルの熱狂の渦の中を死神から逃れるユリディス、2人を追いかけるオルフェ。どうなるのか…!

元々神話だそうですがそちらは知りませんでしたがとても楽しめました。
あの曲も印象的に使われています✨
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