FREDDY

ROOKIES -卒業-のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

ROOKIES -卒業-(2009年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

森田まさのりのベストセラー漫画をTVドラマ化して高視聴率を記録した「ROOKIES」の劇場版作品である本作。

まさに青春映画そのものですね。TVドラマ版と同じように笑いあり涙ありで気軽に楽しめる内容が描かれており、個人的には大好きな作品ですね。素直に面白いといえる青春スポーツ映画でした。本作が初登場となる、山本裕典が演じる赤星奨志と石田卓也が演じる濱中太陽のキャラクターは良く、彼らとニコガク野球部が織り成すドラマやユニークな掛け合いな単純に面白いですし、高岡蒼甫が演じる若菜智哉を軸に描かれるエピソードには心を揺さぶられました。大まかなあらすじとしては漫画原作なので多少の強引さは見られるものの、決して悪くはないですし、ニコガク野球部の熱い友情や勝利への執念、数々の奇跡に何度も目や心を奪われたことは確かなこと。そして、暑苦しいほど真っ直ぐな言葉の応酬に何度も胸を打たれたことも確かですし、市原隼人が演じる安仁屋恵壹の涙に思わずもらい泣き。TVドラマ版と続けて視聴をしたので余計に感動してしまいました。本作は本当に面白かった。

ただ、やはり単純な物語と安易な展開は面白みに欠けますし、予備知識なしでは感動も半減するのではないでしょうか。悪くはないんですけどね。
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