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私の中のあなたのmiporingoのレビュー・感想・評価

私の中のあなた(2009年製作の映画)
2.6
実話があって、それをもとに本が書かれ、その本を原作としてこの映画が作られたようですが、そのような予備知識は無しで観始めた。
アナが訴訟を起こしたということは彼女がまだ子どもだということでセンセーショナルではあるけれど、「自分の身体のことは自分で決めたい」という理由はもっともだし、この視点はとても今日的で興味深いと思った。でもアナは両親のことを愛しているし姉とも仲良しだから、きっと「判決が出て、自分で決めていいということになった上で治療に協力することを選ぶ」のかな、と予想しながら観たのだけれど、ぜんぜん違っていた。これはアナの物語じゃなくて、ケイトと家族の物語なんですね。あまり深く考えず、泣くために観る映画なんだ。深読みしたわたしはちょっと置いてけぼりになったけど、ママが頭を剃ったところと、ケイトの恋愛中は泣けました。
それにしても、ドナーとしての子どもを産んだということを本人たちに告げるというのはアメリカではデフォなんでしょうか。
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