のんchan

私の中のあなたののんchanのレビュー・感想・評価

私の中のあなた(2009年製作の映画)
4.2
いかにもお涙頂戴かな?と観る前に少しだけ懸念したけど、難しいテーマで考えさせられる素晴らしいドラマでした👏

ニック・カサヴェテス監督作品は3本目の鑑賞ですが、原作小説の内容を後半変更してオリジナル脚本とし、社会派の問題提起、余命僅かな家族の支え方、兄と姉妹での繋がり方、重いテーマですが、観て良かったと思える良作でした🌟


フィッツジェラルド一家は、消防士の父(ジェイソン・パトリック)、弁護士だったが今は辞めている母(キャメロン・ディアス)、長男ジェシー(エヴァン・エリンソン)、長女ケイト(ソフィア・ヴァジリーヴァ)、次女アナ(アビゲイル・ブレスリン)の5人家族。

ケイトが2歳で急性前骨髄球性白血病を患う。しかし両親と兄の白血球の血液型が適合しなかった。そこで医師がドナーを必要とするケイトのために提案する。受精卵の段階で遺伝子操作を行なえるデザイナーベビーならケイトの命を救えるかもと。次女のアナはこの世にデザイナーベビーとして生を受けたのだった。

アナは小さい頃からケイトのために何度も太い注射💉等をされながら身体にも精神的にも犠牲を強いられてきた。ケイトの命を救って来たが、アナはそれにより体力を消耗し、別の病を併発したりもしてきた。将来的にも好きな運動等の制限がある。
ある日、13歳になったアナは一人である男を訪ねる。それは有名な弁護士キャンベル(アレック・ボールドウィン)だった。アナは『今後は腎臓提供を拒みたい。そのために両親を相手に訴訟を起こしたい』とお願いする。
特に母親はケイトの死を受け入れることが出来ず、優先順位は当然ケイトになっていたから。
アナが行動を起こした理由は後で解るのだが...


子役が上手い。
『リトル・ミス・サンシャイン』から3年後の当時12歳のアビゲイル・ブレスリン(今年結婚してるんですね😮)

当時16歳のソフィア・ヴァジリーヴァは病気を患っているメイク、カツラ、コンタクトも使って本当に弱々しくて上手です。

陰のある兄役の演技が良かったエヴァン・エリンソンは、つい先日2023.11.5亡くなっていました🙏

ケイトと病院で出会い僅かな期間彼氏になるテイラー役トーマス・デッカーが超美形💫

父親の携わり方が素敵で涙が出ました😭
涙活にも良いですが、普通にお勧めしたいです。
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