このレビューはネタバレを含みます
本人と周囲の人間で思いが違うことは違うかったりする部分をよく感じた。周りは憂鬱だが、ケイトはその感情を通り越して返って前向きな感情で、周囲とケイトの感情に対比というかジレンマがあったが、変にもどかしさは感じなかった。
母親としては、「本人の望みより自分が望むその人のあるべき姿を求めてしまう」という感情があり、終始母の根底にはこの考えがあったんだと思う。
また、ケイトの優しさを強く感じた。ケイトは自分がこういう状況になったことに負い目を感じているんじゃないか、だから母親を責めることも無かったんじゃないかと思った。
細かいところだと、2人でパーティーを抜け出すシーンにケイトが灯りで遊ぶシーンはよくあるカットだったが、本人の状況もあり、凄く綺麗に感じた。
向こうの世界について真剣に考えるアナの素朴さにも打たれた。