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ふたりにクギづけのnatalieのネタバレレビュー・内容・結末

ふたりにクギづけ(2003年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

身体の一部がくっついている双子の話。

結合性双生児として産まれ、陽気でプレイボーイなウォルトと、シャイで真面目なボブの2人は、2人ならではのやりかたりで生活し、息ぴったりで地元のバーガー屋さんを2人で経営している。身体がくっついているだけに、2人に完全なプライバシーはないが、2人は2人であるがゆえの幸せと不便さを持ち合わせながら生きている。

ウォルトが田舎を出て役者になりたいという夢を叶えるため、2人で都心に出る。ウォルトは役者になるため仕事を探すがうまくいかない。幸運にもB級ドラマに出ることを嫌う女優シェールが番組を降りたいが理由でウォルトを誘い、結果ウォルトは主役を勝ち取る。ボブが画面に映らない試行錯誤されるも、ウォルトは一躍人気者に。結合性双子であることが世間に明るみになるも、それを前向きに売り出すことでさらに視聴率を集める。
一方ボブは3年メールをやりとりしていた女性メイについに出会うことになるが、結合性双生児であることを伝えていなかった。不自然ながらも2人でなんとか隠していたが、メイにバレてしまい、その場から驚いた様子で去っていく。
ウォルトが成功していく一方、ボブは新しい彼女も作ろうとせずメイを引きずっていて、無理矢理女の子に声をかけさせようとするウォルトと喧嘩する。ウォルトは自分が50/50の可能性で命を失うかもしれない手術を受けることをボブに決意させる。メイは戻ってきて、今のままでよいというが、2人は手術を決意。結果手術は成功する。

2人が離れたことで、うまく歩けなかったりと身体的な問題も生じるものの、今までにない1人の時間を持てるようになる。ボブはメイと田舎に帰ることを決め、ウォルトは役者の仕事のために残る。ボブは一人でハンバーガー屋を切り盛りしようとするが、今まで2人で分担していたことを一人でやるということは予想以上に難しいことで、うまくいかず、客足も遠のいてしまう。ウォルトはウォルトで、双子でなくなったことにより、人気を失い、番組が中止になる。結果、地元に戻ってきたウォルトとボブは手術で分離しているにも関わらず、あえてかつてと同じ洋服を着て、同じように仕事をしている。ウォルトの役者としての夢は地元で劇をする形で続けられ、ウォルトの演劇シーンで幕を閉じる。
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