ヴレア

仮面ライダーZOのヴレアのレビュー・感想・評価

仮面ライダーZO(1992年製作の映画)
3.4
「仮面ライダー」というものを殆ど見た事がないので、「シン仮面ライダー」に備えて評価が高いらしい本作を見てみた。(ミーハーです)

麻生勝を改造人間にした望月博士の息子を勝が守るという複雑な設定が面白く、博士を憎んでいた勝が同じく父を憎むひろし少年との交流によって心を通わせて行く様がとても感動的だった。
時計を開くと聴こえて来るメロディは父との思い出を呼び起こす重要な物でとても切ない旋律だった。
また、麻生勝に襲い掛かるネオ生命体という怪物の造形がいちいち気持ち悪くて怖い。細部まで作り込まれたビジュアルで素晴らしい。
人間が入れないタイプの怪物はストップモーションで動かすという当時ならではの特撮が楽しい。
仮面ライダーってベルトで「へーんしん」とかやるのかと思ったけど、本作ではいつの間にか変身してるのね。

少年を助けるという設定的にもあれだし、クライマックスでちょっとだけターミネーターっぽいBGMがかかるのは「ターミネーター2」を意識したのかな?と思っちゃった。本作が92年って事は「ターミネーター2」の翌年よね。
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