このレビューはネタバレを含みます
スティーブンスピルバーグの初監督作品。
恐竜ではなく、鮫でもなく、ヴィランでもない、でも「怖い」。
スピルバーグは「怖い」そして「不気味さ」を描くことにおいて本当に天才なのだと思いました。
単純なトラックなのに、それがどんな行動をしてくるかわからないというだけで、何度もビクッとしてしまいました。
何より最後まで、犯人も動機もわからぬまま。もはや宇宙から侵略してくる存在よりも不気味で怖い。
昔の映像でありながら、主人公の演技や、カメラワークというところの質の高さで、2023年の今でも楽しく観ることができました。
よくわからない、というのは恐ろしいですね。