犬好き男子の映画レビュー

激突!の犬好き男子の映画レビューのネタバレレビュー・内容・結末

激突!(1971年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

スティーブンスピルバーグの初監督作品。

恐竜ではなく、鮫でもなく、ヴィランでもない、でも「怖い」。
スピルバーグは「怖い」そして「不気味さ」を描くことにおいて本当に天才なのだと思いました。

単純なトラックなのに、それがどんな行動をしてくるかわからないというだけで、何度もビクッとしてしまいました。

何より最後まで、犯人も動機もわからぬまま。もはや宇宙から侵略してくる存在よりも不気味で怖い。

昔の映像でありながら、主人公の演技や、カメラワークというところの質の高さで、2023年の今でも楽しく観ることができました。

よくわからない、というのは恐ろしいですね。