紅茶

激突!の紅茶のレビュー・感想・評価

激突!(1971年製作の映画)
4.4
煽り運転の成れの果てをサスペンスとして仕上げた、弱冠25歳のスピルバーグがTV用に監督した傑作。オールロケでかつ13日で撮り終えたのもまたすごい。メイキング映像で撮影の仕方を事細かに本人が語っていて、それもまた良い。殺人鬼である煽る側の顔を観客に見せない恐ろしさはやはりこの作品の大きな魅力でしょう!
主人公デイヴィッドの不安な気持ちをカフェに入るシーンでワンカットで撮ったり、殺人鬼から逃げる際のしつこいほどのカットバックなど視覚的な面白さが存分に楽しめる作品でもあります。
タランティーノがポン・ジュノを「70年代のスピルバーグのようだ!」だと評したこときっかけで見た今作品は大当たりでした。
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