maya

早春のmayaのレビュー・感想・評価

早春(1970年製作の映画)
4.0
魅入ってた92分間 ーー
究極の(青春)童貞映画…。鮮烈で、衝撃的で、美しい。どんどん加速して誰にも止めることのできない思春期の欲望。初めて恋情を抱き、性に目覚めた少年が必至に気を引こうとする様子は痛々しくもあり、恐ろしさも感じさせる。
プールが併設された公衆浴場を舞台に繰り広げられる人間模様は終盤で思わぬ展開を迎える。タイトルに繋がるラストシーンは、色々な意味で驚愕。拗れた感情と広がる赤。

とにかく色の使い方が素晴らしくて、印象的なカットがいっぱい。そしてジェーン・アッシャー(ポール・マッカートニーの元婚約者…)美しいですね。気の強い美女、最高。
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