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夏物語の犬のレビュー・感想・評価

夏物語(1996年製作の映画)
3.0
『海辺のポーリーヌ』で恋をした俺たちのアマンダラングレが南仏のバカンス先に成長した姿をして帰ってきた。もう、それだけで無条件に評価したくなってしまうロメールの配慮に感謝。そして、メルヴィルプポーの理屈っぽく優柔不断な性格によって取捨選択とタイミングの悪さから二兎を追う者は一兎をも得ず状態を体現する様子に恋愛の上手い/下手ってこういうところなんだろうなーと。結局マケーニュだろうがプポーだろうが何か起こりそうで何も起こらないのが一夏の恋の淡い鉄則ですよね。
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