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ダイヤルMを廻せ!のかずシネマのレビュー・感想・評価

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)
3.8
旦那さん、何かを欺くのは詰めが甘いけど、何かを探って行く職業は向いてるんじゃないか。探偵とかさ。

「この人は今何を喋っているのか?何が言いたいのか?」と、あの巻き込まれた男性と同じ様な感情になり、次第にその話が見えて来た辺りから作品自体も面白くなっていく。
ちょっとした知り合いを巻き込むのが悪いところ。というか、怖いところ。
ああいうのって全くの他人か、よく知っている相手を選ばないか?
彼を選んだのはある意味見る目があったのだろうけど、あの人選、あの下調べに旦那さんの性格の歪みが最も出ていたと思う。
というか、他人を巻き込むなよってw

若干すれ違い勘違い系のコントの様な反応をするシーンもあったけど。
開き直りっぷりも若干コントにありそうに思ったけど、好き。
インターミッション後、推理作家の彼が「こうしたらええんや!」と進言するシーンは変化がついていて良い。

取り調べ〜裁判の様子を簡略化したシンプルな画とあの演出が好き。
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