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赤西蠣太のoのレビュー・感想・評価

赤西蠣太(1936年製作の映画)
3.2
片岡千恵蔵が2役を演じたコメディ。
容姿端麗だが謀反を企む仙台藩重臣の原田甲斐と、
不器量だが主君を守るためにスパイとして甲斐たちの屋敷に潜入した赤西蠣太。

謀反の証拠をつかんだ蠣太は主君への報告のために怪しまれずに屋敷を出なければならず、屋敷中で評判の美女、小波(さざなみ)に恋文を書き、振られた恥ずかしさのために去ったことにしようと考える。しかし蠣太の心の美しさを知る小波は恋文を受け入れてしまう。
理由なく消えた蠣太をスパイと気付いた甲斐が追手を差し向けるが、蠣太は見事に追手をかわして任務を達成、甲斐は死に、蠣太は小波と結ばれる。

冒頭で屋敷の住人が屋根裏の迷い猫を追い払おうとして猫の鳴き真似で威嚇したり外につまみ出しても何度も戻ってくる場面、飼うことになった蠣太が屋敷を去る時に猫との別れを惜しむ場面が可愛い。
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