ワンコ

偽牧師のワンコのレビュー・感想・評価

偽牧師(1923年製作の映画)
3.9
【もしかしたらアメリカは良い国?】

この頃は、チャップリンもアメリカのことが好きだったんだろうなと思う。

第一次世界大戦でも戦場になることはなく、自由でフロンティア精神の根付く大陸。

バウンド・フォー・テキサスは、そんな希望を感じさせるリズムの曲だと思う。

ヨーロッパよりも、どこかユルめな信者。

説教より、服装や身なりが重要なのだ。

それは、どこか合理的に映る。

最後の場面はなかなか秀逸だ。

まあ、悪いことはしたかもしれないが、お金も取り戻して、内緒だけど、メキシコに入国して無罪放免にしてやるよ…ここじゃ俺が法律だ…なんてのは、窮屈な母国に対する皮肉だろう。

だから、独立されちゃうんだ…みたいな笑
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