サトー

ラストエンペラー/オリジナル全長版のサトーのレビュー・感想・評価

4.0
無駄なシーンが無い。なにこれってシーンも後々の伏線だし、溥儀の人生と心情を最大限圧縮して残った最小限の3時間半。

偉大な皇帝としての育てられた意地と、それと裏腹に紫禁城でも満州でも傀儡であり続ける怒り、時流に流されるしか無いやるせなさ。

溥儀は自分を縛り続けてきた伝統に憎しみを覚えているけど、皇帝としての自尊心はその伝統に基づいていて、そのアンビバレントな感情がよく表されている。

国、文化、人への愛と憎しみ。
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