全体的にテンポが良い。検査前とか葬式とか、原作の少しクドいシーンが見やすくなっている。
一方で演出の起伏が少なくて、ヌルッと次の場面に移行する。原作より良い部分も多かったけど、「あの演出カットしちゃ>>続きを読む
(50年60年代の出来事を今の価値観で評価する事自体ナンセンスだけど、)今似たような工事をしたらめっちゃ叩かれるやろなー。解決法が数撃ちゃ当たるの根性論かつ結果論だし。これ全く水が抜けなかったら、どう>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
70年代が舞台の西部劇って感じ。
エンジンの爆音とロックを流しながら荒野を駆け抜ける姿が最高にかっこいい。
終わり方に当時のアメリカの風潮のようなものを感じる。ベトナム戦争が泥沼化して70年代に学>>続きを読む
やっとヤン・シュヴァンクマイエル作品を全部見れた。
他の監督作品は願望と現実の混同がメインのような気がしていて、明確にシュールレアリスムの中核である夢にフォーカスした作品はこれ以外ない気がする。メタ>>続きを読む
吹替版を視聴。
やっぱ日本っぽいものをめちゃくちゃに詰め込んだ近未来ディストピアは最高。
海外から見た日本のぐちゃぐちゃな印象がウェス・アンダーソンのセンスでまとめ上げられている。
竹林が傷つけら>>続きを読む
あまりにもウェス・アンダーソン。
構成が複雑なメタ構造になってるから、ちゃんと意図を汲み取れている気がしない。でも画面はきれいだしテンポもいいからもう一度見たい。
一人で見るよりも誰かと一緒に見た>>続きを読む
映画としてではなく歴史資料としてめっちゃ面白い。
曽祖父とかはこの映画を見ていたのかなー。映画自体じゃなくて映画を見ていた人に思いを馳せたのは初めてかもしれない。
音声が玉音放送くらい不明瞭で、正>>続きを読む
正直「B級サブカルカルト映画(笑)」「低予算マッドマックスwww」くらいの感覚で見てたんだけど、ラスト10分くらいで評価変わった。すげぇ…胸熱展開…
意味不明な世界観がどんどん愛しくなってくる。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
定期的に見るレベルで好きな映画。
父親との8分間を永遠に延長し続けるための調査探検が、死を受け入れて先へ進む手助けをする。
調査である以上解決を目指さないといけない。でも謎を解いてしまうと父との繋>>続きを読む
笑えない踊る赤ちゃん人間
ずっと3歳児であり続ける主人公は、愛と性と死を傍観する。起こる出来事を全部他人事にしているからか、どこか冷めていて滑稽じみている。だからこそ起こっていることのギャップがキツ>>続きを読む
年を取って社会についていけなくなって、周りから見向きもされないというリアルに嫌なことが風刺的に描かれ続ける。
好きなことができるほどの体力も資金もない。身を守る術もない。死が待つのみ。
あーーー>>続きを読む
正直チープだし、内容もギャグの薄い「TRICK」で良くも悪くも堤作品なんだけど、配役が完璧すぎて原作片手に見ると「すげー」しか言えなくなる。
田村に井浦新を配役するのが意外で驚いたけど、ちゃんと田村>>続きを読む
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うん、わかんない。
結局この映画のテーマは何なんだろう。
自分と人の罪を、罰することと許すこと?
セリアズの行動は、弟を見放した罪の自分なりの贖罪ってことでいい?
ヨノイとハラの心情と行動が唐突す>>続きを読む
題名は聞いたことがあるけど見たことなかった映画。違和感を小出しにしながら真相を焦らす、王道で上質なサスペンス。
ウィーン行きてーーーー
今なら皆で何でもできるって浮足立った雰囲気で、修学旅行の夜みたいなワクワク感がある。甘酸っぺぇ。青春がすぎる。
自由への憧れ、喜び、悲しみをすごい丁寧に描いていて、感情がグッチャグチャになる。
怪獣映画って大体人間側に感情移入するんだけど、コングを応援したくなる。
終盤のキングコングの表情が物悲しい。
「アンダーグラウンド」でも思ったけど、この監督のパーティシーンはやっぱり楽しい。The享楽、バカ騒ぎって感じ。
話の主題はラブロマンス、コメディなんだけど、背景に紛争があるからグロい描写が多い。ちょ>>続きを読む
話のテンポが良く、本編始まってすぐに主人公が置かれてる状況がすんなり理解できる。
太陽の塔の内部見学に行って、地下展示の「いのち」、「いのり」の説明はすごい理解できたんだけど「ひと」が納得いかなくて、このドキュメンタリーを見てなんとなくわかった気がする。
前半は岡本作品のバックグ>>続きを読む
今までの志村喬さんのイメージが「生きる」の心の弱った小市民とか「酔いどれ天使」の口の悪い熱血漢だったから、どっしりと構えたやり手の刑事役で驚いた。しかもちゃんと役にハマってる。どんな役でもできるの凄す>>続きを読む
ほぼスピルバーグ版ニューシネマパラダイス。
映画で人を楽しませて悲しませて、映画制作を辞めようと思っても、狂気じみた映画への愛に気づいてまた撮り始める。
スピルバーグがこういうことを経験しながら映>>続きを読む
ブンドドしながら見ると本当に楽しい。
ただ歴史好きか飛行機好きじゃないとあんま楽しめない。
師匠の技芸が本当にすごい。
そんな中で技を伝えきれず中々後進が育たない焦燥、80歳を超えて未だに「〇〇の子」と紹介され、父の影が付きまとう悔しさ、迫りくる寿命、人離れした名人じゃなくて一人の人間の苦>>続きを読む
廃刊号の記事をテーマにした短編集といった感じ。短編集だから章と章の間に関連性はない。
登場人物が全員一癖も二癖もあって強烈。これを纏め上げてた編集長凄すぎ。
全部面白かったけどグルメ記事が一番好き>>続きを読む
筋肉モリモリマッチョマンの変態がニューヨークを歩いてるだけで面白い。
伏線の張り方が丁寧で、主人公の過去とか奥さんがどういう人なのかが気になって、集中して見てしまう。
自分にはあまりハマらなかったけど、
岡崎体育の「エクレア」に出てくる「グイグイ引き込まれはしないけど暖かいやつ」はこんな映画だと思う。
この映画に救われたい気分の日は多分ある。
そういう気分になった>>続きを読む
色使いが好き。映像がパキッとしていてどこを切り取っても絵になる。
見てるだけで楽しい。
会話、ストーリーは軽快簡潔でダンディ、登場人物もキャラがたっていて、出てくるおっさん皆イカしてる。
イケオジ>>続きを読む
リバイバル上映で視聴。
音声に緩急がある作品だから、大音量の映画館で見れてよかった。
ストーリーは「どゆこと?」の連続だけど、ちゃんと最後にオチをつけていて、脳はすごい揺さぶられてるけど、視聴後は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
序盤の軽薄なイメージと裏腹に重くのしかかる戦争の絶望感。逆さ吊りされたキリスト像が印象的。
これが監督がユーゴスラビア紛争で経験した喪失感なのだろうか。
強い絆で結ばれていたはずの戦友、家族が時間が>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
面白かったけど、同年に公開された「千と千尋の神隠し」と比べちゃうと…
うん…
ロボット暴走とかクーデターとかハラハラできるシーンがたくさんあるはずなのに、引き画が多くて緊迫感がない。
ずっと一歩引い>>続きを読む
人間性の墓場みたいな町を、妄想の列車はどですかでん、どですかでんと色彩を撒き散らしながら走っていく。
現実から見ると狂気にしか見えないんだけど、主人公目線で見るとすごく綺麗な電車なんだろうな。
好>>続きを読む
DVDで視聴。
こんな映画作る監督は、偏屈で頭おかしい人なんだろうなーと思ってたんだけど、メイキングを見たら終始笑顔で、思ったよりフランクな人でびっくりした。
終始笑顔なのも頭おかしいか…