衝撃のオープニング。爆発の炎の“赤”がカジノのネオンサインの灯りに変わっていく圧巻のタイトルシークエンス。
最高の掴み!流れるように怒涛のナレーションでドラマが展開される。溢れる情報量に溺れそうになる。
ノリノリのロック音楽のようなスタイルは『グッドフェローズ』と同じ。スコセッシ作品はこのスタイルが一番好きだな。
濃密なギャングストーリーを最高のテンポで駆け抜ける。3時間をこんなに短く感じられる映画はない。
エースが頭脳を武器にカジノ経営で栄華を極める前半90分。凋落の運命をたどる登場人物たちの悪足掻きと転落劇の後半90分。
これまでのスコセッシ作品と比べると本作の主人公はかなり敏腕の有力者で、本作を観た後だと『グッドフェローズ』のヘンリー夫妻が可愛いものに思えてくる笑。
今や“健全なディズニーランド”と化したと言及されているラスベガスのカジノ。日本のカジノ誘致はこの先どうなる?