ラスベガスのカジノに生きた、二人の男たちの物語。「グッドフェローズ」の拡大版、という言われ方も良く聞くが、何しろジョーペシの役所が似すぎているから無理もない。
前述の作品のように、ヒットナンバーに乗せて軽快なテンポで話が進み、まるでベガスの狂乱の如く派手な描写もたくさん。3時間近いが全然長いとは思わなかった。それでも要所要所、豪快なカットはせず長回しで全て描いているからダレないし、監督が伝えたい事も分かる。おなじみの激しい暴力描写も健在。
実はこれは殆どが実話というから凄い。カジノの繁栄期の派手さの裏にある思惑や野望が招いた駆け引きは見ていて面白いし、アメリカの一歴史を知ることにもなっているだろう
