まつこ

ダーティ・ダンシングのまつこのレビュー・感想・評価

ダーティ・ダンシング(1987年製作の映画)
3.7
少女が女に変わる、あるひと夏の物語。

「Re:LIFE」を観てから気になっていた本作。はじめは「ザ・アメリカンだなぁ…最後まで楽しめるのかなぁ…(。-_-。)」と邪推したのだけど、もう最後には号泣‼︎なんなんだ!エンドロールの彼女状態!

ただのラブストーリーではない。
時代の移り変わりの切なさだったり、階級社会への皮肉だったり、家族の変化だったり。色んなエピソードがうまい具合に合わさった青春ムービーだった。背中で語るお父さんに泣けたよ。

60'sの衣装は髪型こそチリチリだけど今のトレンドに近い。ハイウエストボトムにボートネックのボーダーノースリーブとか、刺繍のオフショルとか普通に着れちゃいそう。コレがワイドバングにストレートのロブみたいなフレンチテイストがあるともっと好みなんだけどなぁ。

ジェニファー・グレイの可憐さがまたいい。少女がどんどん色っぽくなっていくのが自然だし、彼女のダンスも素敵だった。

お姉さんが歌うシーンにはちょっぴりイラっとしちゃうけど、青春ムービーを観たいなら推したい一本。

特典のQ&Aで「監督として一番の課題は?」って質問にスタミナと答えるのが面白かった。確かに、体力と集中力がないと大変だよな。

追記 2020.3.31
Netflixで「ボクらを作った映画たち」をみた。テンポがよくてとても興味深かった。

450万ドル超低予算ムービーだったんだなぁ。サラジェシカパーカー、ウィノナライダーが候補とは知らなかったし、ダーティーダンスありきの作品だったとは!

ダーティーダンシングとエミール監督の見方が変わった。エミール作品見直そう。

大事なものに対する頑固さって時には必要なんだよな。ついつい飲み込んでしまうからたまには吐き出すようにしたい。
まつこ

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