冒頭、朝靄の中から粛々と人が現れ古い建物に入って行く様子が映る。
ん?なんだろう?
きちんと同じリズムで入って来て窓口で名前を告げて次々と中に入っていく。
そんなどっか無機質でシンメトリーでとても印象的でファンタジーな映像で始まる。
次第に判明するのだけど全員死者で、でもみんなそこそこ異質なほど明るい。
この施設はあの世の手前。
ここで故人の1番の思い出を聞き取り再現撮影した映画にして上映してそれを見て思い出にして旅立ってもらう為の施設。
16ミリフィルムと、とても自然な演技が死者の世界のフィクションとドキュメンタリーの間の様な不思議な映像になっている。
出演者も実際亡くなってる人だらけってのもなんとも。