このレビューはネタバレを含みます
カンヌ映画祭パルム・ドール受賞の是枝監督、初期の作品。
あの世に行く前の、あの世とこの世の間にある世界の話。
その世界で、あの世に行く前に、生きていた時の一番いい思い出を再現して、その思い出を胸に旅立つ死者の話。
その世界で働く人々が、一生懸命手作りで思い出を再現するのですが、そこはドキュメンタリー出身の是枝監督ならではと思いました。
CGに頼らず、手作り感があるから暖かみが溢れているし、手作りだから変にリアル。
思い出を選んでと言われて、最高の思い出をひとつ、選べるのかな。
映画と思ってみてはいけない、固定概念は外してみるべき。