萌

シド・アンド・ナンシーの萌のネタバレレビュー・内容・結末

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

このゲイリーオールドマン、シドが乗り移ってる!?
どうしようもない2人だしこれこそがパンクだなんて言われたらパンクが嫌いになっちゃいそうだし、でも確かにシドの存在はパンクな気がするしこんなに病的でジャンキーで共感できないことばっかりなのに嫌いになれない。
ドラッグやらなきゃ生きられない世界を見ていたんだなと思うと辛くなってくる。2人なりに幸せになろうとしていたからね。
どんどん荒廃と破滅に向かっていくグラデーションがなだらかに描かれてて、ラストの事件のシーンでナンシーがゆっくり死に向かっていくのを見てメンタル削ぎ落とされた…。

実際の2人が写った画像を調べたらめちゃくちゃ美男美女でかっこよかった。社会が生んだパンクそのものだった。

ビリビリに破けたタンクトップ、スタッズだらけのライダース、ふわふわのブロンドヘア、パンクファッションはいつ見ても憧れるな。
萌