ジョン

シド・アンド・ナンシーのジョンのレビュー・感想・評価

シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)
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光り輝き、闇もみせるゲイリーオールドマンの演技力が素晴らしい。シドそのものだった。ベースの弾き方や歌い方まで完璧で引き込まれた。パンクじゃない瞬間がないくらい常にパンクで、セックスピストルズを聞き始めくらいの人には当時の雰囲気など、勉強になると思う。破滅的な感じは美化されず、そのままなので好き嫌いが分かれそう。しかし、ナンシーに関しては最初から魅力を感じなかった。まず、配役の年齢が30手前なので、この人がナンシーか?と思うほどおばさんに見えた。そのせいか、わがままでうるさいだけの女として自分の中で認識されてしまった。シドやジョンがかっこいいから尚更。若者だから刹那的で見ていられるのに、なぜ10個くらい歳が上の人を起用したのか。それがなかったらすごく良い映画だった。
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