くりのすけ

ファニーとアレクサンデルのくりのすけのレビュー・感想・評価

ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)
4.2
軽い衝撃をうけた。
長いのに!こんなにダラダラした映画なのに!なんで一度も飽きることなく観続けられたのか。
不思議だし、もう一回観直したくもなる。
あと継父のやってることって完全悪じゃないからなんか可哀想。
確かに今の価値観でいうと、虐待、監禁という悪だが、アレクに対して愛があるだけに複雑な心境になる。
観てる最中は、わりと継父に感情移入してみてたから、「なぜ彼に憎まれるのだ。彼が怖い」と、悪人側の心境もちゃんと劇中で扱ってくれたので嬉しかった。
結局アレク少年に憎まれたのは継父の愛情の空回りが原因だなと。アレク少年はこれから先、継父につきまとわれる人生なのだろう。なんか辛い。
それにしてもアレク少年が美しかった。