このレビューはネタバレを含みます
個人的記録
詐欺師の語りを通して、カイザーソゼの恐ろしさが徐々にわかっていくという構成で、ドラマ性としてはエイリアンに近い構図かなと思った。テーマは、マフィアの闇の恐ろしさ?
カイザー・ソゼは誰なのか?という点に焦点を当てており、一旦はカイザー・ソゼ=キートンという構図で観客を安心させておいて、最後にひっくり返すという構図で、意外性が高く、その点がこの映画の評価が高いところかなと思った。
それぞれの犯罪の手法などは割と雑だったので競技性はそこまで高くないが、その他の点が優れていたので問題なし。