ユージュアル・サスペクツのバルべのレビュー・感想・評価

それぞれのキャラが深掘りされているわけではないのにこの張り詰める緊張感。たまらない。

そして深掘られていないからこその5人の関係の曖昧さ。全てが絶妙な塩梅で物語が進んでいく。

エレベーターのシーンはまるでスパイ映画のような描写の仕方、BGM。よくあるだらしない犯罪者5人が手を組んで…みたいなものではなく、本当に仕事人たちなんだと実感するシーンが多い。

誰が良い人で誰が悪い人かなんて考える余地すら与えないこの作品にあっぱれ。