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アナザヘヴンのkaitomoのレビュー・感想・評価

アナザヘヴン(2000年製作の映画)
3.6
脳味噌パッカーンな猟奇殺人から幕を開け、何者かが次々と殺戮を繰り返す。それを追うのは江口洋介(ピチピチ)と原田芳雄という二人の濃い刑事。前半は文句なく面白い。
松雪さんの疑惑のくだり辺りからテンポが悪くなり、中盤はすこしトーンダウンするも、ヒドゥン的な展開でまあまあ楽しい。
しかし、終盤はやたらエモエモしくなって感動させたいのか、非常にかったるい。この手の映画の最終決戦はもっと血みどろでハデに盛り上げるべきなのに…。「いつまでやってんだ、早く終われや」と思ってしまった。
当時ドラマ化されたり、結構流行ってたけど今回初鑑賞。前半の勢いのままいければ、もっと愛される作品になったんじゃないか。
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