このレビューはネタバレを含みます
監督のオリヴィエ・アサイヤスの自伝的な映画というが、自伝的で面白いはずが無い。ごめんね。
おそらく監督の若い頃なのであろうジル。大人への反抗、窓ガラス壊して回り過ぎ。尾崎豊イズムが青過ぎて痛い。森でアレン・ギンズバーグの詩をそらんじたり、廃墟パーティではすっかりアメリカ70年代。ダイナマイトは何だったのか。そして痛い美少女との逃避行。ひたすら寒い。身も心も。
ヴィルジニー・ルドワイヤンがロメールとかダルデンヌ作品に出てきそうな救われない美少女役。最後のサービスもいらんやろ。監督の趣味じゃん。
唯一の収穫はヴィルジニーが「8人の女たち」の可愛い長女シュゾン役だったってこと。久々に見直すかな〜。