トンベリ

コララインとボタンの魔女のトンベリのレビュー・感想・評価

コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)
3.9
ここがあの女のハウスね


コレまた大好物な感じのストップモーション、とは思えないような滑らかな動きも一部あって、ちょっとビックリする。
特にワイビーがコララララインの家から飛び出すシーンは躍動感と迫力があってお気に入り。

別世界の庭のイマジネーション溢れる感じとか、ホワイトカラーで染まるシーンとか色々刺激されてやっぱいいな、こういう作品。

ボタン世界の食卓は豪華で、テーブルを走る汽車視点のカメラワークが素晴らしいしシャンデリアはドリンクバーになってて子供大歓喜なんだけど、照明は暗めで音楽が不気味なんだよね。
この辺の、甘くなり過ぎず怖すぎないバランスのとり方が非常にうまいと思う。見た目楽しそうだけど不穏な空気を残しつつ、みたいな。


原作が児童文学にしては、鏡の部屋の閉塞感とかBBAの劇とか両親の行方不明辺りは怖くて子供トラウマになるんじゃない?ってレベルに感じるのですが、どうでしょう。

ネズミのサーカスはまるでイヌカレーみたい。
幕が閉じたあと拍手じゃなくて吠えるの、なんかイイですね。

"あなたにへらず口をたたけなくしたの"

とか

小さな処置

は普通にゾっとする。


あと、コララインの声優がダコタさんだったのにちょっとビックリしたw
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