「一回しか言わないからよく聞いてね....私のおっぱいを見るために、頑張りなさい」
1979年、北九州。三ヶ崎中学校の男子バレー部は練習など全くしたことがなく、頭の中はエッチなことでいっぱい。「お年頃」真っ盛りの彼らのもとに顧問として現れたのは、赴任してきたばかりの美しい国語教師。地区大会で一勝することを条件に、部員たちが望んだこととは.......
素晴らしいのは、『おっぱい』なんて衝撃的なワーディングがいたるところに使われているのに、いやらしさが全くないところ。
なぜなら登場する大人も子どももまっすぐで、どこまでも爽やかだから。
中でも唱和歌謡が彩る、バレーの練習のシーンが素晴らしい。
メキメキと腕を上げていく男子バレー部員たちに、思わず「がんばれ!」と声援を送ってしまうこと請け負いだ。
多くの人には、あんなことやこんなことの妄想で頭がいっぱいだった時代があるはず。身に覚えがない!なんて、言わせない。