やっぱりカルカン

おっぱいバレーのやっぱりカルカンのネタバレレビュー・内容・結末

おっぱいバレー(2008年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

「私のおっぱいを見るために、頑張りなさい!!」
「ダメ!これ(おっぱい)はみんなの夢なの!!」

スポーツ系青春おっぱいムービー
2回目の視聴。
前回はついこないだ、2021/5/9(日)同じBS日テレでの放送。も〜こんな立て続けに放送するなんてBS日テレはどんだけおっぱいバレーが好きなんだよ!
2009年公開のこの映画、なんと驚きの「実話に基づいた作品」らしい。夢があるよなぁ…

原作は脚本を担当した水野宗徳による小説『おっぱいバレー』なのだが、そもそも原作者の水野がラジオの構成作家をしていた時代に番組中の電話で、男子バレーボール部の顧問をしている女性教師から聞いた「優勝したら部員におっぱいを見せる」という話をモチーフに高校バレーを取材して創作されたそうだ。実話を基にしてはいるが、実話をヒントに創作されたフィクションのオリジナル作品であって、ノンフィクションではないとの事。(Wikipediaより抜粋)

映画版の時代設定は1979年、舞台は北九州。綾瀬はるかのレトロファッションと昭和の街並み、そしてピンクレディー・荒井由実・矢沢永吉・浜田省吾・キャンディーズなどなど当時の名曲たちが懐かしいあの頃の雰囲気に華を添えている。

102分という上映時間はちょうどいいか、ほんの少し長いかなと感じるレベル。バレーなんか一度もやったことが無いダメダメバレー部男子たちが、赴任して来た美人先生のおっぱいを見るために一念発起するテーマと「努力・友情・勝利」と先生の過去を織り交ぜて、恐らくこれより長かったらダラダラしてしまって面白くならかったと思う。

見どころはなんと言っても綾瀬はるかの七変化、そして坂道の向こうに見える海など北九州の美しい風景と、子役たちの芝居が純粋で、元気でいきいきしていて素晴らしい。それだけでも見てよかったなと思える。

美香子先生は、流される人なんだな…と思った。学生の頃は友達に流されて何となく万引きして補導され、原田先生に出会って「お前国語の先生に向いてるんじゃないか」と言われて国語教師になり、女子生徒たちとの会話で何となくの流れで「今度みんなでライブ見に行かない?」と言ってしまい「嘘つき」事件から転任、そして男子バレー部員たちにせがまれ勢いに負けておっぱいを見せることに… 個人的にはちょっと優柔不断なところが共感できなかったし、ラストで学校をクビになって、教師を続けるとは言っていたけどこれから別の学校に転任してもまたトラブルに巻き込まれるのでは? と思うとモヤモヤした。中学生男子達にとっては、スポーツに打ち込んで一生懸命頑張り男らしく散る!いい経験になったね。

ふざけたテーマだけど最後のシーンはなかなかグッとくる爽やかな映画!でも今回ちゃんとレビューを書いたから、次放送されてもしばらくの間は見ないぞ(笑)