こばまさ

おっぱいバレーのこばまさのレビュー・感想・評価

おっぱいバレー(2008年製作の映画)
3.6
観るなら今しかない!
もう15年も前の作品になるとは…
公開当時、人気絶頂の綾瀬はるか主演だしこのタイトルだしで、かなり話題になったと記憶しています。
それでは、昭和49年にタイムスリップだ!


-新任教師の寺嶋美香子(綾瀬はるか)は臨時講師として戸畑第三中学校に赴任してくる。
美香子は男子バレーボール部の顧問となるが、部員たちはやる気がないどころか、ボールすらまともに触った事がない。
常にエッチな事しか頭にない彼らに対して、美香子は「あなた達が頑張るならなんでもする」と宣言。
部員たちは「試合に勝ったら先生のおっぱいを見せて下さい」と即答。
ここから、おっぱいを見る事に取り憑かれた部員たちと、おっぱいは見せたくないけど試合には勝たせたい美香子の戦いが始まる-

“綾瀬はるかがひたすら可愛い!!”


これ、フィルマのスコアやたら低いんだけど、なんで?
厨二病男子にしか響かない?
いや、そんな事ないよ!これは結構面白いと思うけどなぁ…
もしくは、綾瀬はるかのおっぱいを期待して、出てこない怒りでスコアが伸びない?

冗談はさておき、この話はあらすじに書いた内容が全てなので、追記する事がさほどない。
おバカな男子中学生が、目的は不純でも何かに一生懸命になる。
それって、悪い事なのかな?

もちろん子どもを教育する立場の先生が乗っかったらダメなんだろうけど、そんな先生がいたら最高だなって。
子ども達だって、バカじゃない。
おっぱいの事しか考えてないけど、ちゃんと先生の事も考えてる。


1979年の時代設定。
時折映るレトロな街並みも最高なんだけど、この作品を彩る挿入歌がどれも素敵。
ピンクレディー、チューリップ、荒井由実、矢沢永吉、浜田省吾、甲斐バンド、ツイスト、キャンディーズ。
どれも世代ではないが、どれも聴いた事はある名曲ばかり。

この音楽との相乗効果で、本当にあの時代にタイムスリップした気分になれるのも、この作品の醍醐味だろう。


クライマックスの試合後、部員の父親役の仲村トオルが綾瀬はるかと会話するシーンで、危うく泣きかけた。
綾瀬はるかみたいな先生像も良かったけど、この仲村トオルみたいな父親像もいいなって。

結果がどうあれ、この部員たちは大切なことに気付いたんだ。
綾瀬はるか演じる寺嶋美香子も、全てが吹っ切れた清々しい表情で幕を閉じる。

ほんと、なんでこんなにスコア低いのか謎ですよ。

そして、中学生がエロ本隠す場所って、なんであんなにワクワクするんだろう。
こばまさ

こばまさ