砂の器のmocoのレビュー・感想・評価

加賀の幼少期をその景色と共に映すが、殺人を犯す場面は映さない。彼の胸の内を語る場面も一切ない。
それで、最後の音楽だけで、痛みを表現できるのは、音楽とそこに映る景色があまりに美しいからなんだろうけど、圧巻だった。
作りとして、結構好きだなと思った映画。
あと、やっぱりこういう昔の邦画の色味、いい。
元の小説を読まなきゃと思った。