Mii

砂の器のMiiのネタバレレビュー・内容・結末

砂の器(1974年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

さすが名作…すごい良かった。
また良い映画に出会えた気がする。

分かるのは「かめだ」という言葉と、東北弁。そこから事件解決まで紐解かれていく過程がお見事。

刑事の事件概要説明から入ったラスト40分間があまりにも良すぎる…
ピアノの演奏による疾走感と映像で魅せてくる親子の真実、、
説明しながら警察官も涙を流してた…それだけ和賀英良の幼少期が壮絶ってことだよね。

「彼はもう音楽の中でしか父親に会えないんだ」ってセリフ、すごい納得した、、

お父さんの「こんなやつ知らん!!」も😭

地位と名誉を守るために、自分の過去を殺す。
でも自分の中に父親への堪え切れない愛はまだ残ってて、それを音楽に昇華してるのかな。だからこそ今更父親に会うのは、今まで自分が築き上げた全てが崩れてしまうと思っているのかも、と思いました。

あと、寅さんが映画館で働く人として出演してました。

「砂の器」って和賀英良の内面を表しているのかなぁ🤔

2024年22本目
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