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砂の器のWのネタバレレビュー・内容・結末

砂の器(1974年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

みんな顔が濃い。子役まで濃い。

一作のうちで壮大なサスペンス、男前の刑事達が捜査する姿、貧しい親子の悲劇にらい病差別まで描き、秋田から岡山まで旅して春夏秋冬の自然を撮り、協奏曲まで一曲聞かせて、その頃にはサスペンスなどどうでも良くなっている。欲張りすぎだ。
当時は映画に対する認識が違ったのであろう。不可解なところもあるが、そんなことよりも映画体験の鮮烈さを大事にしているように感じた。
やっていることはテレビの2時間サスペンスだが、とても丁寧に作られている。
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