蝶の舌のさくまのネタバレレビュー・内容・結末

スポンジのようになんでも吸収するモンチョに人間の無限の可能性を見て、蝶に夢中だったのにティロノリンコのように花を贈るシーンとか、覗き見するところとかに子供の成長や変化の残酷さを見て、でもその変化は望ましいことで、だから先生も温かく受け入れていて…最後に迎合して叫ぶシーンにまた人の残酷さと、人が作る世界の非道さを詰め込んだところで、希望の一石を投じるようなあの台詞、ぼろぼろ泣いた…
まだまだ周りで何が起こっているかもわからないような幼いモンチョの心にはたしかに自由を愛した先生の教えが根強く残っているんだと。