蝶の舌の作品情報・感想・評価

『蝶の舌』に投稿された感想・評価

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「憎しみと残酷さ。それが地獄のもとになる。人間が地獄を作るのだ」

スペイン内戦前後の市井の人々の営み
不穏な予感をはらませつつ
地獄は唐突に訪れる

自由であることは悪になる
従わない思想は罪と…

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まだ過去と未来と現在の区別もつかないような幼い頃、僕は何も知らない子供だった。

月がぼくの高い鼻を枕に照らす夜には、天井の格子窓の影と言葉もなく見つめ合って会話をしていた。

幼少の頃からの病が落…

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色々と驚きのシーンもあったけどモンチョの日常という感じでよかった
最後切ない
スペイン内戦時の教師と生徒。生物に詳しい大好きな優しい先生と同じ共和派の父親。母親の狂信的信仰。反乱軍勝利で状況が一変する。ファシズムの幕開けと忍び寄る軍靴の足音。多感な兄弟にはトラウマに。
肝
3.5
先生は好き。
ラストの主人公の少年の気持ちが、わからなかった。

10代くらいの若い女の子を妻にするおじはグロいなって思った。大切に扱ってそうでもないし。
kabaya
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このレビューはネタバレを含みます

兄の初恋サックスで泣いてしまったのだが、そんなことよりも最後でギャン泣き。こんな悲しい話…辛すぎる。

子供と先生の対話が中心に置かれ続けるわけでもないので、おや?と思っていたが、三つほどの原作短編…

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odyss
3.8

【スペイン内戦時代を背景にした佳作】

1930年代スペイン、共和制がフランコによりくつがえされる頃を時代背景に、引っ込み思案の幼い男の子が老教師との出会いなどをへて外界との接触を始めるさまを描いて…

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このレビューはネタバレを含みます

この短さでこんなにも物悲しくなる話が、というかこないだの選挙で共産党に入れるか迷ってたから、昔ってこんなに共産党員への風当たり本当に強かったんだっていうのを再確認した(よく考えたら赤狩りって単語も世…

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am52
3.5

無知であるが故の、美しさと残酷さ。

未知への探究心も、淡い恋心も。子供は知らぬ間に経験し、成長する。どこかでそれが、離れていくことさえ気付かぬ内に。
蝶の羽ばたきを美しいと思える心もあれば、誰かに…

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時代背景がよく分からないまま視聴してたところ、登場人物が突然「ハイルヒトラー!」し出したところでラストを察して嫌になった
辛い

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